赤と青い薔薇の花束を…１０ (ページ6)

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ねぇ…食事行きましょう？ページ6

『大野さん♪ 今日食事どうですか？』

はい？

『お食事どうですか？』

ごめんね〜今、奥さん入院してるから
見舞いに行きたいんだよ♪

『お見舞い１日くらい無しでも
いいじゃないですか？
ねぇ…行きましょうよ〜』

行かない、奥さんのトコへ行くの

『ええ〜
大野さんと一緒に食事に行きたいの！』

俺は、奥さんのトコへ行きたいの！
それに誤解されるのはもういいの
んじゃ、またね〜！

『ああ〜もう！大野さんってば！』

和也「…無駄ですよ…
大野さんは誘いに乗りませんからね…」

『どうしてよ！』

和也「あなたは魅力的ですけどね
大野さんの頭の中は奥さんの事しかないですよ
仕事も地方ロケとかは断ってますよ？」

『…絶対に私の方がいいに決まってるの！
奥さんより私の方が美人でしょう？』

和也「はい？
大野さんの奥さんの方が…美人ですよ♪
性格もいいですし♪」

『私の性格が悪いって言うの？』

和也「そうは言ってませんよ♪
奥さんの性格上…大野さんが浮気したら…
そっと居なくなって…
死を選ぶかもしれませんねぇ…
…そんな人ですよ…」

『脅し？私は大野さんが好きなの！』

和也「諦めた方がいいですよ？
大野さんは奥さん以外抱きませんからね…
当然…誤解される事もしませんから…」

『絶対に振り向かせてみせるから！』

和也「…無駄ですよ…
大野さんは奥さん以外見てないから…」

『そんなの…
やってみないとわからないでしょう！』

和也「結果がわかるから忠告してるのに…
まぁ〜勝手にするんですね…
大野さんの奥さんに手を出せば…
大野さんは激怒するでしょうね…
では、忠告しましたよ！」

『絶対に振り向かせてみせるから！』

和也「はいはい…無駄な努力を…
翔ちゃんに勝てるはずないでしょ？
２２年以上のつきあいなんだから…」

はぁ〜大野さん
あの女優…諦めが悪いですよ…

こりゃ…大魔王降臨しますね…

私は…忠告しましたからね！