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パパってスゴいんだ… ページ41
帰りのバスではパパの話ばかりだった…
『チャンバラカッコよかったね♪』
『うん、スゴかったね♪』
「藍ちゃん？ どうしたの？」
藍「え？ ああ…家のパパとは違うなぁ〜って」
「やっぱり藍ちゃんのパパなの？」
「ああ…小学校から来たから知らないんだ
藍ちゃんのパパは嵐の大野さんだよ♪」
「雰囲気が似てると思ったよ…」
「藍ちゃんはパパにそっくりだもんね♪」
藍「そんなに似てる？」
「そっくりだよ♪」
藍「そうかな？」
「そっくりそっくり♪」
「いいなぁ〜 あんなカッコいいパパで〜」
藍「家ではゴロゴロしてるからね…
よくママに怒られてるよ？」
「そうなんだ？」
藍「うん、でも料理は美味いよ♪
お弁当パパが作ってくれたの♪」
「美味しそうなお弁当だったよね♪」
「おやつも？」
藍「うん、このクッキーパパが作って…って！」
「あっ！ 美味しいよ！」
藍「もう！ 勝手に取らないでよ♪」
「いいなぁ〜
カッコよくて、料理も出来てさぁ〜」
藍「そうかな？
お休みの時は死んだように寝てるけどなぁ〜
起きたらたまにずっと絵を描いてるし…
ママによく怒られてるし…
普通のパパだと思うけどなぁ〜」
「うちのパパと同じだよ」
「うちのパパと同じだ…」
パパって家のパパとお仕事の時のパパとは違うんだ
お仕事の時のパパは…カッコよかった…
僕もパパのようになれるかな？
颯の方もきっとこんな会話してるんだろうなぁ〜
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作者名：伽羅 | 作成日時：2021年8月29日 1時
