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京都時代…倒れた ページ39

京都へ来て…2ヶ月が経った…
電話しても…出ない…
メールの返信も…ない…

そうしていたら岡田からのメールで
櫻井くんが倒れて…集中治療室にいて
意識不明の重体だって?

ウソだ!
だって!
あんなに元気だったじゃないか!

俺は気が狂いそうになっていた…

「澪? どうしたの?」

おばさん…後輩の櫻井くんが…

「櫻井くんがどうしたの?」

意識不明の重体だって…

「え…? 澪…櫻井くんって…ひょっとしたら…
翔っていう名前の人?」

…なんで…おばさんが知ってるの?
そうだよ…櫻井翔っていうんだ…
俺! 今から東京へ…

「澪! 心配はわかるわ…
ちゃんと責任者に断って行きなさい!
大丈夫だから…ね? 澪…」

おばさん…本当に大丈夫かな?

「…澪が…そんな顔…するなんてね…
大丈夫よ? さぁ〜話して来なさい…ね?」

うん! 行って来るよ!


澪…気をつけて行きなさい…
あの人は…大丈夫よ…

澪…
早く自分の想いに気づきなさい…

そして…絶対に…握った手を離さないように…

澪…あなたが京都へ来た意味も…
きっと…わかるから…

澪…大丈夫…あの人の一番危険なのは…34歳の時…

その時の為に…やるべき事があるでしょう?

澪…あなたに出逢って…あの人の運命も…
あなたの運命も…いい方向へ行くから…
安心しなさい…

京都時代…至急→←京都時代…宣告



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作者名:伽羅 | 作成日時:2021年8月13日 11時

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