SmileyLIFE 【センラ】 (ページ10)

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折「ほら、やっぱりおった。」

『……なんでくんのよ。』

今日は校舎裏とは別の場所に来て、折原に

見つからないように人と人の間をくぐり抜けて

ここの空き教室にやってきたっていうのに。

折「わかりやすいねんなー、花野芽さんの来る場所。人気の少ない、暗い場所とか、ジメッとした場所、好きやろ？今日は校舎裏おらへんかったから、ここに来てみたら…予想がばっちり的中したわ笑」

『……相変わらずのうざさ。』

折「ひどいなー笑笑」

コイツ、なんでこんな懲りないんだ？

こんなにも酷い言葉を吐かれてるっていうのに

……逆にこわいな。折原千羅。

折「あ、せやせや。今日はちょっと花野芽さんとゆーーーっくり話したいとおもて。」

『帰れ。私は話す気はない。』

折「人と仲良ーせなアカンやろ？先生にも言われたやん。で、話したい事やねんけど…」

ーーーーーーーー。

『……は？名前で呼びたいって？』

折「そそ!!いつまでも花野芽さんやったら長ったらしくてめんどくさいやん？やから、Aちゃんってこれから呼ぶわ。ええやろ？僕の自由やからなー。」

『…………』

コイツには、何を言っても伝わらないというこ

とが、ここ数日で分かってきてたから、私は

もうなにも言わないことにした。

折「Aちゃんかー。ええ名前やなーホンマ。あ、あとあと。」

『なに、まだなにかあんの？鬱陶しいんだけど。』

折「まあまあ」

『…ハァ。』

折「なにかあったら、いつでも僕に相談してくださいね？助けますから。」

『………アンタ、なに言ってんの？』

私を……助ける？

折「助けるってゆーとるんですぅー!!困った時はお互い様ゆうやろ？」

『いや、全然大丈夫です。遠慮するわ。』

折「拒否権はありませーん」

『じゃあなんで話したんだよ……』

折「こんな痣ばっかりつけて……綺麗な足が台無しやー。顔も!!腕も!!女の子はお肌を綺麗にせなアカンでー？」

と、私の顔手を添えてくる折原。

『ちょ、ちょっと触んないでっ!!』

折「なんですか？照れとるんですか？」

『ちっがうわよ!!アンタみたいなのに触られたくないからよっ!!この自意識過剰男!!』

折「酷ないですか!?」