SmileyLIFE 【センラ】 (ページ6)

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折「こんにちはー。」ﾆｺｯ

『………』

折「あからさまに嫌な顔せんといてよー。」

今日もいつも通りいじめられて、いつも通り

この校舎裏にきた。

なのに、なんでまたこいつ？

『………アンタのせいで今の私の現状は最悪よ。』

折「え、なんで？」

『…人気者だかなんだか知らないけど、女子の反感買うのは私なんだからね!?ホント、勘弁してよ……』

折「……なんか、申し訳ないなぁ。」

なんかってなによ、こいつムカつく……。

他人事だと思って好き勝手してくれて、おかげ

でこっちは大迷惑よ!!

『だから、はやくどっかいってって!!』

折「いきませんー。」

『はぁっ!?ちょっと、私の話聞いてた!?』

折「聞いてたよ？それがどーしたん？」

『……は。』

あきれた。こいつ、ゴミだ。

折「てゆーか花野芽さんさ、逃げとるだけちゃう？それ。」

『……喧嘩売ってんの？』ｲﾗｯ

折「ホントのことやーん笑。だって、僕や花野芽さんが誰と仲良くしてよーと、自由やん。なにビビってるん？」

『別に、ビビってないわよ!!』

折「ビビってるやん。じゃあなんで僕が花野芽さんと仲良くしようとしたら、周りをキョロキョロしだすん？」

『……え？』

おそらく無意識でやっていた行動だろう。

私と折原が喋ってるところをだれかに見られた

ら、またいじめがヒートアップする……。

その考えが、そのまんま行動に出ていたらしい。

(私は、コイツの言う通りいじめをビビってたのか……？)

折「図星やんな。すました顔して、ホントは臆病者やろ？」

『……うっざ。』

折「うざいことゆーてるんは自分でも分かっとるよ笑？」

『…アンタなんなの？昨日から鬱陶しいんだけど。』

ズカズカ人のジジョウに入り込んでくるし、

まず初対面の人にあんな話しかけるか？普通。

折「だって、気になったことは溜め込むより素直に聞いた方がええやん？」

『デリカシーって言葉を知らないわけ？』

折「活用しようとは思わんなぁ笑」

『ハァ………アンタみたいな人間好きじゃない。』

折「そぉ？僕は花野芽さんのこと好きやけどなぁ笑」

『………あっそ。私は大っ嫌い。』