SmileyLIFE 【センラ】 (ページ14)

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『……………………………』

折「……………」

さっきから目を見開いてこっちを見てくる折原。

今日も校舎裏には、私と折原の2人がいる。

『………鬱陶しいなぁ、なに？』

折「…いやぁ、なんで帰れとか言われんのやろぉなぁっておもて。」

『言ってほしいわけ？ドMかよキモ。』

折「違いますよ笑。純粋に、なんで言わへんのやろーって思ったんですぅ!!」

言い方がくっそウザく感じるのは私だけじゃ

ないはず。

『…いやぁ、色々矛盾してる事が多すぎて。』

折「矛盾？」

『…私が新入生代表の挨拶に選ばれたのは、親が学校にやらせろって言ったから。そして折原は私が新入生代表の挨拶をしたことを知っていた。』

折「なんや、いきなり推理？」

刑事ドラマみたいやなぁって呟く折原。

『でも、折原は転入生なのに、なんで私が挨拶したって知ってんの？』

てか、そもそもいつ転入してきたんだ。

そこをまず知らない私は、疑問が多かった。

折「おお、よく気づきましたね。僕、入学式の日保護者席で観覧してたんよ。入学式の雰囲気とか、勿論Aちゃんの挨拶とか。どうせなら転入する前にって、先生に言われて、見に行ってた。僕が転入したんはその数日後。」

『……ふーん………………。』

折「さほど興味無さそうやなぁ笑。自分で聞いてきたのに。」

『…じゃあ、転入生が来たって騒ぎになるはずじゃ……？』

折「さあ笑？騒ぎになってたかなぁ。」

『…………』

なんだコイツ。

あ、でもそういえば。入学式の何日か後に

丁度風邪引いてたな…。

じゃあ、その時かな。

折「これで納得いきましたか？」

私の顔をのぞき込む折原。

『……アンタ、やっぱムカつく。』

折「え、僕今なんもしてへんよ。」

『全部がムカつく。』

折「えぇーー……。あ、そーいえば。Aちゃんって、頭悪いん？」

『………………………』

折「新入生代表の挨拶って、首席が挨拶するもんやろ？無理矢理挨拶させられたってことは、頭が悪い…………？」

『…だったらなに。』

折「…意外やなぁ、っておもう。」

『………ばっかじゃないの？』

少し嫌味らしく吐き出して言う。