センパイ。【ヒロアカ】 (ページ14)

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波｢あ〜！！琴葉ちゃ〜ん！！｣

相澤先生に頼まれて三年の教室に教科書を置きに来た時に丁度よくねじれ先輩に会った。

波｢琴葉ちゃんこんな所でどうしたの〜？もしかして迷子？｣

『いえ、相澤先生に三年の教室にこの教科書を置いてきてと頼まれて！』

波｢そうなんだ〜！｣

ねじれ先輩に手伝ってもらい、教科書を置いて廊下を歩いている。

波｢琴葉ちゃんやっぱり可愛いね！ねぇ、なんで？どうしたらそんなに可愛くなれるの？不思議〜！｣

ねじれ先輩が私の頭をぽんぽんと撫でながら言ってきた。

『そんな事ないです…！それに、ねじれ先輩の方が可愛いですよ！！』

波｢わ〜っ！！！可愛い琴葉ちゃんに言われると嬉しいな！ありがとう〜！！｣

にこにこっと花が周りに咲くような可愛らしい笑顔でお礼を言う先輩。

見ているこっちも釣られて笑顔になってしまう。

波｢あのね！それで〜｣

通｢あれ？あれは｣

廊下を歩いていると環先輩とミリオ先輩に会った。

通｢波動さんと朝比奈さんじゃないか！やぁ！｣

天｢この前ぶりだね、朝比奈さん。｣

そう言い微笑んでくる環先輩。

『はい、そうですね！あ、記事見ました！

沢山の敵を一人で倒したんですよね！かっこよかったですっ！』

朝見た記事を思い出して言う。

すると環先輩は、顔を少しほんのり赤くし。

天｢ありがとう……でも、大した事ないよ…｣

少しネガティブ思考になってしまった環先輩。

もう…大した事無いわけないのに〜！

環先輩は、凄いです！っと言おうとした時ねじれ先輩が話しかけた。

波｢え〜！でも、あの沢山の敵を倒したの凄いと思うよ〜？私だったら大変な事になってるよ〜！凄いんだね天喰くんは！｣

環先輩の周りをくるくる回りながら凄い〜！と言う。

天｢そうなのかな…？｣

波｢うん！きっとそうだよ〜！｣

ねじれ先輩のその言葉を聞き少しふっと微笑んだ。

そしたらねじれ先輩も笑う。

王子様とお姫様みたい…

この二人は、おとぎ話に出てきそうな王子様とお姫様みたいに幸せそうな顔をしていた。

幸せそうな……

通｢・・・・｣

私の隣には、少し悲しい顔をしているミリオ先輩がいた。