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早く帰んないと俺どうするかわかんないよって、そんな簡単な脅しにまんまと引っかかった。
単純でよかったわ
「あ、ちゃかちゃん。」
「A、包丁危なっかしい。貸して」
「ありがとうございます、苦手で…すいません」
「お嫁にいけないよ。笑」
ついつい、からかいたくなっちゃう
気がつくと考えちゃう
苦手なはずだった。
好きになるのに理由なんて、ないのかも
自覚したのは大学3年生の春、5月のことだった
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ま〜長期戦ってことで、じわじわ攻めていこって
今の関係も楽しくて甘えてた
「なぁ、ちゃか。チーズケーキって美味いのかな」
甘いものがそんなに得意じゃない松倉が突然そう聞いてきたのは、夏の終わり頃だった。
「やっちゃった…」
打ち明けられたのは秋だった
松倉は不器用。口下手だし、何考えてんのかわかんないってよく言われてたな笑
いい奴だし、好きになったらとことん好きなタイプなんじゃないかって勝手に思ってる
一夜の過ちをするようなタイプじゃないし、正直驚いた
しかも気になってる、というか好きな女の子と
最悪…って横でうなだれる松倉を、まあまあって宥めてビールを飲む
ちゃかはどうなの？って聞かれたけど
何もない、何も行動してない
いつもAにばっか話しかけてんのに 当の本人は気が付かない
話題を変えようと、今度松倉と行きたい場所あんだよね、って前にサークルのみんなと行った場所を見せようとカメラロールを開く
「ちょ、その写真見せて、」
俺が撮った、Aの写真
可愛いっしょって言ったけど、松倉はちょっといつもと違う反応をしてた
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大学祭、俺の横で松倉の曲を聞くAの横顔をみて
自分には向けられたことのない目線を向けてて
それは俺がお前に向けてる目線と同じだった。
「ちゃかちゃん！」
そう言ってかけ寄ってきたAは、その日以降
「松倉先輩！」
その言葉を聞くことが増えた。
松倉がAを見る目線も俺と同じで、
松倉が木村って呼ぶたび、
Aが松倉先輩って呼ぶたび
どうしようもない闘争心が生まれて
案外俺って性格悪いかも。全然諦める気持ちが湧かなかった
失恋を確信したけど
俺の方が、好きな自信があった
ごめんな、松倉。俺なりのやり方で攻めるよ
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ひなぴ(プロフ) - かあふさん» かあふ様、ありがとうございます！4人には拗らせさせすぎました（ ; ; ）笑 今日からちゃかげんsideはじまります〜！ (2021年3月9日 20時) (
レス) id: cf6051635c (このIDを非表示/違反報告)
ひなぴ(プロフ) - りのさん» りの様、ありがとうございます！ちゃかちゃんメインはまた書かせてもらう予定です(*´-`) (2021年3月9日 20時) (レス) id: cf6051635c (このIDを非表示/違反報告)
ひなぴ(プロフ) - マツタケさん» ありがとうございます（ ; ; ）マツタケさんの言葉、本当に好きです！いつも励ましてくれて支えられてます（ ; ; ） (2021年3月9日 20時) (レス) id: cf6051635c (このIDを非表示/違反報告)
かあふ - 完結おめでとうございます！！ 暫く松倉先輩ロスになりそうです…笑 切ないけど、きゅんきゅんしちゃうような素敵なお話でした(;;) 松田・宮近sideも楽しみにしてます〜〜！！！ (2021年3月8日 23時) (レス) id: 5402d30f3a (このIDを非表示/違反報告)
りの - ちゃかちゃん主演の小説、フープピアス読んでみます！！ (2021年3月8日 23時) (レス) id: f651d450df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなぴ
| 作成日時：2021年2月28日 0時
