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ちょうちょ。 ページ2

*


「おれね!綺麗なちょうちょつかまえた!」

『誰もいないのにばかみたい。』

「ねーちゃんひどい!」

「もうしらないもん!ばーか!」


今日もまた弟と喧嘩する。

僕には6歳下の弟がいる。

13歳の時に両親をなくして

僕は学校にも行かず引きこもり

家の家事などして生活している。

でも弟には僕みたいな人には

育っちゃダメだと思って

学校にも行かせて外にも出させた。

それで当時の彼の口癖は


〈ねーちゃんは学校いかないの?〉


だから僕はずっと


《Aちゃんはちょうちょだから。》


こういって逃れてきた。

理由は。。

そうしたら次の日

彼はこういってきた。


〈ねーちゃんはちょうちょなんでしょ?〉

〈ねーちゃん、つかまえたー!〉


僕も弟みたいに

ばかしていれば良かった。

そう思ってももう遅い。

僕のこの先に待っている世界は

''死''しかない。

久々。→←…。



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作者名:星琉翔 | 作成日時:2016年8月17日 19時

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