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Straightening back*168 ページ24

どうしたらいいんだろう。


京治に言ったほうがいいのかな・・・




絶対京治と同じ大学に行くとは限らないんだってこと・・・







赤「そろそろ帰ろっか。もう6時過ぎてる」




貴「・・・あ、うん。外まだ雨酷そうだね」




赤「だね、まぁ仕方ないよ」







教科書などをまとめて、カバンに仕舞う。


静かに図書室を出て、靴箱に向かう。




靴を履き、バサッと傘を広げた。この雨じゃ絶対濡れるわ・・・







赤「気をつけてね、水たまりとか」




貴「うん、京治も気をつけてよ?車とかきたらもうほんと最悪・・・」







言ったそばから、道路を走る車に水たまりの水をぶっかけられる。


勢い置く飛び散る水は私に直撃。


少し前を歩いていた京治はそれを見て笑いを堪えきれてないのか笑い出す。




さっいあくだ・・・!!!







赤「だっ、大丈夫・・・??」




貴「笑いながら言われても・・・っくしっ・・・!!」




赤「制服びしょびしょじゃ・・・ん・・・あー・・・なんかごめん」




貴「へ?」







京治は濡れたわたしをガン見しては、すぐに目を逸らす。


何がゴメンなんだろう・・・




そう思って、ふいっと目線を下に向ければ・・・







貴「・・・っ!?あっ、あの・・・
  私もお見苦しいものを見せてごめんなさいタオルありますか!?!?!?!?!」




赤「あるから落ち着いて・・・!はぁ、もうA気をつけてよ」




貴「あれは悪意しか感じないよ!!!あ、ありがと、タオル洗って返すから」







京治にタオルを借りて、軽くポンポンと叩いて拭く。


うぇー・・・気持ち悪い。




変えとか持ってきてないしなぁ・・・







赤「とりあえず屋根あるとこに行こう、このままじゃ濡れる」







そう言われて、近くにあった木の下に行く。


あー・・・さっきまで暑かったのに今はもう寒くて寒くて・・・




傘を一旦閉じて、京治はタオルを取って私を拭いている。




あ、なんかごめんなさい・・・







赤「どうしようか、このままだと風邪ひきそうだし・・・」




貴「・・・あっ」







その後、京治の家に行って暖まってからのアーッ・・・


なんてありきたりな展開はなく、私はお兄ちゃんを呼んで迎えに来てもらいました。

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ネギまぐろ - もう1話から徹夜で読みきってやりましたよ.....。ということで、夜更かしして(現在am.2:5)、このすんばらスィ〜作品を読ませていただきました!区切りの部分に載っている赤葦と夢主ちゃんのシルエットがとてもカッコよかったです! (2016年4月16日 2時) (レス) id: 327c9df53d (このIDを非表示/違反報告)
凜叶 - とってもいい話でした!これからも頑張ってください。応援しています(о´∀`о)ノ (2016年1月7日 15時) (レス) id: 02a91fe549 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦様命 - 最初はエロいななんて思ってたけど泣けますねあと、赤葦様はカッコいいですね(*´Д`) (2015年12月25日 21時) (レス) id: cc9f6016f7 (このIDを非表示/違反報告)
ラテス - はい!これ泣けました。特に赤葦と夢主が距離おいていた時の木葉の優しさったらもう!千葉さんと赤葦が二人で話してる時だいたい泣いていました。 見てるの夜中でよかったぁー。 (家族に気付かれたらなんかヤバそう) (2015年11月8日 20時) (レス) id: 1ea07c2ec4 (このIDを非表示/違反報告)
クルミ - 最初から見ました!こうゆう小説が好きなので、楽しんで読めました!完結おめでとうございます! (2015年5月26日 11時) (レス) id: af0b1cd4b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこきゃらめる | 作成日時:2015年3月16日 21時

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