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大倉side
帰りの車の中で携帯を見ると、Aちゃんからの返信が来てた。
【今何してんの？】
と送ると、
【北山さんのお家です】
って・・
大「はぁっ！？」
やば、車ん中でめっちゃ大声出してしもうた。
マネージャーめっちゃびっくりしてるし。
思わず通話ボタンを押す。
大「もしもし？」
2コール目で電話は繋がった。
けど・・
大「・・なんでお前出るねん！」
北「えー？別に俺んち居るんだから一緒じゃん。」
大「大違いやわ」
「あ、大倉さん！電話変わりました、Aです」
久しぶりに聞く、Aちゃんの声。
改めて考えると北山ってずっとAちゃんと一緒におるんよな？
なにそれ、ずっる！！
大「Aちゃん！なんで北山なんかの家おるんや！」
北「なんかって聞こえたぞー」
「あ、明日北山さんの私物を使っての撮影があるので、それを取りに来ただけです」
北「Aちゃん折角だし飲んで帰りなよ〜」
「いや私車ですし」
北「でも今日うちの駐車場に置いて帰るって言ってたよねー？」
大「は、そんな２人っきりとか嫌やわ俺も行く」
「え、私飲むって言ってませんし」
北「じゃあ大倉コンビニかなんかでテキトーに酒買って来てー」
大「ん、じゃまたあとでなー」
電話を切って、マネージャーにそのまま北山の家に向かってもらう。
明日は、確かそんなに早くからじゃなかった気がするし最悪北山の家に泊まればええか。
大「あ、コンビニあったらどっか寄ってー」
マネージャーに声を掛ける。
ほんと、北山め。
Aちゃんと２人っきりで、しかも北山の家で飲むとかおかしいやろ。
・・あいつ実はAちゃんのこと狙ってるんちゃうか？
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作者名：Seno | 作成日時：2017年8月13日 1時
