戦場に咲き乱れた花達の行方 (ページ3)

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戦争も終わり、国はまた平和へと戻って行きました。月日は流れ、アイリーンはシャルの騎士になりました。どんな時も二人は一緒だった。

今日だって平和だったのだ。
「アイリーン！お茶を持ってきてくれないかしら？」
「シャル……俺が雑用、任されるの嫌いと知ってて言ってんのか？それとも知らないのか？」
「あら、知ってて言ってるわよ」
と小鳥のさえずりのような声が響く
「シャル、お前なぁ…………メイドに頼んで来るから。待ってろよ？」
凄く嫌そうな顔をしながらもシャルの元を離れ近くにいたメイドに話かける
「あーそこのメイド。シャル様にお茶を出してくれないか？」
アイリーンだって騎士なので、口調はあまり変わらないがメイドに頼む
「はい、わかりました。アイリーン様」
と快く引き受けてくれる。
そのまま、アイリーンはシャルの元へのんびりと歩いて行く。
すると、アイリーンはとてつもなく嫌な予感がしたのだ。急いでシャルの元へ行く途中
「きゃあぁぁぁぁぁっ!!」
とシャルの悲鳴が聞こえたのだ
「シャルっ！？」
アイリーンはシャルのいた場所に行くと。そこには、見知らぬ男がシャルを縛りあげようとしているのが目に映る
「貴様、シャルに何をする？」
冷静さを保ちながらとても低い声で問う
「おうおう、騎士様のご登場かって……女じゃねぇか！この国は本当やるきねぇなぁ」
そう言う男はのんきに縛りあげる手を止めけたけたと笑う。そうとう危険察知力がないようだ、目の前には殺気を出しまくっている人物がいると言うのに