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どうせなら甘い嘘を 創作 ページ5

※セ フレパロ
※結ばれません

ピンク色の照明。大きなベッド。

「ん、割り勘ね。」

「はい、」

上着を適当に着て、お札を店員さんに渡す。
ホテルを出る。

さっきまで一緒にいた彼は恋人ではない。
友達でもない、所詮は体だけの関係。

寂しさなんてないし、この関係が私には丁度いい。

世間から見れば気持ちの悪い関係で、微妙な関係なのだろう。
だが私はこの関係がいちばんよくて、この距離を縮めたくもないし遠のけたくもない。
それは、彼もだろう。

「.....。」


『今日会える?』

『22時からなら。』

彼からの返事と同時にスマホを閉じ、少し早いが十分前行動だ、家をでた。
いつものホテル前、やはり早すぎたか。

と、ホテルの自動ドアが開いた。
自動ドアからは見覚えのある彼と女が見えた。

「私の他にも、いたんだ。」

彼はこちらを向いてやべ、なんて顔をした。
彼の近くに一歩、近付いた。

「私の他にも都合のいい女つくってんだ。ほんと最低だな。」

「別に体だけだし、勿論お前もな。」

何だか、寂しさを感じ、喉に何かが詰まる。
私だけじゃなかったのか。
あーあ、

「どうせなら、」

もっと甘くて、儚い嘘つけよ、なんて呟いた頃には恋心に気付いていて、もうこんな関係ではいられない。

もっと甘い嘘を聞かせてよ、もっと儚い夢を見せてよ。

悪酔い 【コタローは一人暮らし】 狩野さん→←書きたいネタ詰め



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るしゐ(プロフ) - すにすなさん» 喜んでもらえて嬉しいよ〜〜!!自業自得なのがいいよな……。また書かせてね!! (5月8日 21時) (レス) id: 73133c1157 (このIDを非表示/違反報告)
すにすな(プロフ) - んわーー好きーーー!!!この自業自得のメンブレ感たまらないね……最高のお話をありがとう💕 (5月8日 21時) (レス) id: 6eb52e408b (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ(プロフ) - すにすなさん» いやほんと最高……。わかる、邪魔彦のあの言葉さ、モモカのことが好きなのか嘲笑ってるのか……、一生気になってる。当時はよく意味分からずきゃーきゃーしてたけど今は別の意味でキャーキャーしてるw邪魔モモは推せるぞ。 (5月5日 19時) (レス) id: 73133c1157 (このIDを非表示/違反報告)
すにすな(プロフ) - 邪魔モモ最高すぎだよね……邪魔彦がモモカに「ここで一緒に暮らそう、モモカ」って言ったの、一生擦るヲタクだから…… (5月5日 18時) (レス) id: 3bd902a602 (このIDを非表示/違反報告)
るしゐ(プロフ) - すにすな@さくらぁさん» マジでーー!?いいよね〜!狩野さんに一話で惚れたんだよね…💞わかる、狩野さん好き。 (5月1日 20時) (レス) id: 73133c1157 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るしゐ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sennto_/  
作成日時:2024年4月7日 10時

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