第十四話 緊急招集 ページ15
ーある車中
燕:「・・・良かったの?会わなくて・・・
五年ぶりに会ったんだから、もう少し話をしても・・・」
美鶴:「良いの・・・これで。本当は私から会ってはだめだったの・・・
偶然、彼に会えただけでも嬉しかったの・・・
それだけで良いのだから・・・」
ーそう、私から言い出した“別れ”だったから・・・
今更会いたいって思うなんて、虫が良すぎるから・・・!
美鶴:「それより・・・今から他のメンバーの人たちを呼ばないと!
・・・“鷹匠”さんからの緊急招集がかかったわ!」
燕:「ええっ!今からなの!?・・・まさか、さっきの“立て籠もり事件”の
ことかしら?」
美鶴:「たぶんね!別の“案件”みたいだけど・・・
あの事件には“奴ら”の重要な情報が関係しているそうよ!
とにかく、今から“巣”に行こう!」
燕:「うん!飛ばすよ!・・・“捕まらない”程度にね♪」
速度を上げた車中で、私はメンバーに一斉メールを出した。
“鷹匠さんからの連絡です!『緊急会議のため、動ける者は全員“巣”に集まれ』
とのことです。詳細は会議の際に話すとのことです。−新村美鶴”
程なくして全員の返信が届き、メンバー全員が集まるみたいだ。
ーこのタイミングで、緊急招集という言葉に一抹の不安がよぎっていた・・・
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作者名:姫百合(プロフ) | 作成日時:2016年9月13日 21時