検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:57,574 hit

25 ページ30

趙軍VS秦軍

秦国軍副大将の蒙武は龐煖に遭遇した。

龐煖の持つ強大な武のオーラを感じ取り蒙武は無意識に冷や汗をかいていた。

だが、迷うこと無く龐煖に向かって行く。

しかし、龐煖は蒙武との勝負をかわし、一瞥しただけで走り去っていった。

蒙武は激怒し龐煖の背を追った。

自分が一騎討ちをするにはとるに足らない者だと思われた気がしたからだ。

しかし龐煖は、趙荘の策により蒙武との対戦を避け、自らが囮となって蒙武を罠にかけようとしていたのだった。

罠だと気づいた隆国軍長は、蒙武に深追いをやめるように進言するも、蒙武は策に屈することはないと突進を続ける。

ほどなくして、蒙武軍の頭上に巨大な岩石が落とされ、蒙武軍は半数が壊滅した。

蒙武軍の危機に王騎は急いでその場へと向かった。

秦国六大将軍、摎が亡くなって9年後、ふたたび「馬陽」の地で王騎と龐煖は対峙した。

王騎 「久しぶりですね、龐煖さん。」

龐煖 「来い王騎!
今の貴様を砕くために我は来た。」

摎が討たれた姿を思い出し、激昂する王騎。

一方、龐煖もかつての王騎への敗北感を思い出し、闘志を剥き出しにする。

そして一騎討ちが始まった。

激しく打ち合う王騎と龐煖。

スピードや力、技において自分が上回るとの自己分析にもかかわらず、王騎を斬り伏せることができない龐煖。

長く打ち合いをするうち、王騎が優勢となり、いよいよとどめの一撃を与えようとしたその瞬間、戦場に地鳴りが走る。

異変を感じ取った王騎が手を止めると、4万人もの軍を率いて李牧が現れた。

「三大天」の旗を掲げた4万人の李牧軍を前にし、一瞬にして秦軍の敗北は免れられない状況に陥ってしまう。しかし王騎は笑った。

王騎 「ンフフフフ。
お見事です。
誰か知りませんが完全にしてやられましたよォ。
ンフフフフ。」

すぐさまに頭を切り替え、心を折られた秦兵の士気を再び奮い立たせ、死地からの脱出を試みる。

王騎 「この声を聞く王騎軍の兵士に言い渡します。
敵の数はおよそ十倍。ならば一人十殺を義務付けます。
敵十人を討つまで倒れることを許しません。
皆ただの獣と化して戦いなさい。
いいですか。
ここからが王騎軍の真骨頂です。」

激しく兵が入り乱れ、王騎と龐煖の一騎討ちの体はそこで終わり大乱戦となるが、龐煖は王騎を逃がすまいと再び勝負を挑む。

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.8/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
92人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

イルカ - mythosさん» ありがとうございます!更新諦めていたのでとっても嬉しいです。もう一度更新頑張ってみます!待っていてください。 (2021年4月26日 17時) (レス) id: 4dcbd5d17d (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - 凄く面白かったです!亀更新なのは残念ですが、再更新するの楽しみにしています! (2021年3月25日 22時) (レス) id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
イルカ - ネネコさん» ありがとうございます!!更新がカメのように遅いですが頑張ります! (2020年11月15日 20時) (レス) id: 4dcbd5d17d (このIDを非表示/違反報告)
ネネコ(プロフ) - とても面白かったです。 (2020年11月14日 21時) (レス) id: 222afd864b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イルカ | 作成日時:2020年10月24日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。