戦乱の世に咲く姫

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王騎side

嫌な予感がしますねぇ。

Aもそう感じているようですしね。

あと一つ。

摎とあの日約束してやっとここまできたのですね。

摎、待っていますよ・・・

「王騎将軍！
摎将軍の部隊が何者かの攻撃を受け、摎将軍が応戦しているとのことです。」

やはり、嫌な予感は当たるものですね。

摎なら大丈夫だと思いますがやはり、今回は気になりますねぇ。

Aと共に馬を走らせ、着いた先には摎が血に伏していた。

なぜ今なのですか。

あと一つなのに。

戦の場面で初めてこれほどまでの怒りを覚えた。

Aが華蘭隊を率いて馬陽を落としに行った。

私には止めることができなかった。

あの子の怒りが私にもわかるからだ。

どうかあなたは無事に帰ってきてください、A・・・

さぁ、私はこの男を殺さなくては・・・

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