京都の海賊【セン.ラ】

１５話≪どこ？≫ ページ17

私はセンラにさらわれる前にいた村にいたことから


ずっと疑問に思っていたことがある

それは私は小さいころの記憶が残っていない


気が付いたらあの村にいて貴族になってて

村の人を救っていた、ということぐらいしか記憶がある

その村にいる前の記憶がないこと本当に不思議で仕方がないのだ

そして私の首元には青い紋章がついていた

つけられた記憶なんて全くない


そして思い出したこと

アルビノの少年

黒のフードを被った人が怖かったこと

うらた、しま、さかた、センラの姿のこと

妖どうりの朝日提灯が懐かしかったこと

ぜんぶつながらないけど、


ぜんぶ私の記憶ということはわかってる


　
　
　
だけど
　
　
身に覚えがない
　
　

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