千の夜をこえて (ページ45)

今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:29,196 hit

ep.45 ページ45

山崎 side

ｶﾞﾁｬ

ちひろ「おかえりなさーい」

『あ、おかえりなさい』

「何でまたいるんだよ！」

ちひろ「私が呼んだのー。お父さんもお母さんもいなくて1人なのが嫌だったから」

「…」

『颯一郎さんのもありますよ？食べますか？』

「要らねえ」

ちひろ「お腹すいてるような顔してるけど」

「空いてねえから！」ｸﾞｩｰ

ちひろ「ｯﾌﾟwwwwww」『wwwwwww』

ちひろ「正直じゃないね～笑」

「うるせえ！」

『笑笑用意しますね笑』

「…」

こいつがおると、なんか、狂う

～

ちひろ「いただきまーす！んー！美味しい！」

「…いただきます」(ﾎﾞｿｯ)

うま、、、、

ちひろ「Aちゃんめっちゃ美味しい！」

『私、ハンバーグ大好きだからちゃんと作れるようになりたくて練習してたら極めちゃった笑』

ちひろ「もしかして、彼氏さんにも作ってあげたりして？笑」

『まあ…//// 』

ちひろ「ヒューヒュー！！でも、もしお兄ちゃんの彼女がAちゃんだったらこうやってAちゃんと一緒に入れるんだよね？それは結構いいな～笑」

「何いってんだよ…俺が無理だわ」

ちひろ「はぁ…ほんっとお兄ちゃんそんなんだから彼女できないんだよ」

「うっせえ」

ちひろ「てか、Aちゃんの方がお兄ちゃん選ばないよ笑代表に選ばれるような凄い彼氏さんなんだから」

『笑笑続けてほしかったんだけどね～サッカー』

ちひろ「…」

「…」

～

『お邪魔しましたー』

「送る」

『いや、大丈夫ですよ』

「言っただろ。物騒だから危ないって」

『…』

ちひろ「笑笑じゃ、お兄ちゃんよろしく。またね！Aちゃん！」

『またね！』

気まづい

何か気まづい

何で気まづいんだよ…意識してるから？

はぁ…

その時バイクが後ろから猛スピードで来ているのに気づいてとっさにAを引き寄せた

『…？！？！///』

「危ねぇなあのバイクバカじゃねーの！」

『……』

「……おぉ…悪ぃ…」

『いや…ありがとうございます…』

はぁ…余計に気まづくなってしまった