千の夜をこえて (ページ43)

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ep.43 ページ43

-堂安-

「ただいま」

母「おかえり！」

「体調どう？」

母「うん！律がおってくれるから大丈夫」

「…そっか」

母「ご飯出来てるから食べよ」

俺がこっちに来てからおかんの体調も良くなっていった

クスリは辞めたと言っていた

俺は、昼、スポーツジムで働いて夜は通信で勉強をしている

高卒認定は欲しいから

サッカーも、元々通ってたクラブチームの監督から声をかけてもらって時々やっている

ただ…いつも何をしててもAの事は頭から離れなかった

監督「なんや、彼女か？笑」

「…ぁ、お疲れ様です笑」

監督「可愛い彼女やな笑向こうにおるんか？」

「はい」

監督「遠距離か～遠距離は大変やで〜。それに、こんなに可愛い彼女やったら他の男に取られるぞ笑」

「……それで、彼女が幸せやったら大丈夫っす笑」

監督「なんや、笑大人やな笑」

「笑笑」

監督「まあ、でも若いうちはもっと自由に行動したらええよ。それが若いうちの特権や」

「はい笑」

-帰り道-

「あっち行こ！」

「何でやねん笑パフェ食うって言ってたやん笑」

「ハンバーグが食べたくなってん！笑ええやろ？！」

「仕方ねーなー笑」

～

「A、何食べたい？」

『ん〜ハンバーグ！笑』

「また～？笑」

『美味しいハンバーグ屋さん見つけたの！笑』

「ハンバーグ屋さんって何、笑」

『いいから笑行こ！』

「しゃーなしやな笑」

『流石私の彼氏！笑』

～

Aに会いたい

Aの声がききたい

Aの笑顔がみたい

？「律？」

「……」