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｢イッチ年生！イッチ年生はこっち！｣
列車を降りると、もじゃもじゃの大男が僕らを手招きしていた。どうやら4人乗りのボートに乗ってホグワーツまで行くらしい。
｢ほら、此方だ。｣
ドラコに手を引かれてボートへと乗り込む。少し頼りないボートだが大丈夫かな、途中で壊れて沈んだら大変だ、なんて思いながらボートに腰を掛けた。
｢全く、何であのハグリッドを１年生用に任せるんだ？ダンブルドアの意向が分からないね。｣
ドラコが腕を組み、不機嫌そうに呟く。
｢何か不手際を起こしたりしたら、父上に言いつけてやる。｣
鼻を鳴らしてふんぞり返るドラコは、暴君坊っちゃんそのままで何だか見てると面白い、なんて。言ったら怒られるから言わないけど。
｢……わぁ。｣
暫くハグリッドの指示に従いながら風景を見ていると、前方に大きな城が見えた。あれがホグワーツ魔法魔術学校か、とドラコが言うのが聞こえた。
｢大きいね。………此処で７年間、過ごすのか…｣
此処にいれば、あのヘンテコリンな夢の事が何か分かるもしれない。占い学というものもあるらしいし、その先生に聞けば何かわかるかな。否、ダンブルドア校長に聞くのが一番手っ取り早いのかも……
あの夢を見るのは、疲れるから嫌だ。
なんて、どうでも良さそうな理由だけど、僕からしたら寝ても寝た感じがしないし、ゾワゾワして不気味だし……もう随分慣れたけど。
やっぱり、見るなら幸せな夢の方がいい。
｢＿おい、大丈夫か？｣
物思いに耽っていた僕の肩を正面からドラコが揺らす。
止めて、酔いそうと小さな声で言うと、彼は素直に離してくれた。
｢ごめん、何でもない…………あ、そろそろ着くのかな。｣
前方で、ハグリッドのボートが止まったのが見える。どうやら彼処が終着点らしい。
ハグリッドの側に見えたくしゃ髪のあの子は、僕が見る夢について聞いたら何て答えるだろう。きっと、訳がわからないし聞きたくもないだろうな、こんなこと。
………友達になって、と言ったら、彼は友達になってくれるかな。
分かんないけど………機会こそあれば、一度くらい話してみたい。
直ぐ話せる事になるとは露知らず、僕はドラコとボートを降りた。
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ヴィンセント・ヴァンクール - はわわ(о´∀`о)とっても面白かったです…/// (11月10日 21時) (
レス) @page18 id: 0ffcd0578b (このIDを非表示/違反報告)
紙様 - めちゃくちゃ面白いです！！！！更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年11月8日 6時) (レス) id: 8c73967388 (このIDを非表示/違反報告)
千日紅(プロフ) - 桜(。・ω・。)華さん» ありがとうございます!!ドラコ可愛いですよね〜、萌えて頂けたならとても嬉しいです!!(´∀`*)更新頑張ります!! (2018年11月25日 23時) (レス) id: bb81d78b25 (このIDを非表示/違反報告)
桜(。・ω・。)華(プロフ) - めっちゃ、ドラコ君好きなんで萌えました！続き楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2018年11月25日 23時) (レス) id: e20fc75ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千日紅 | 作成日時：2018年11月23日 1時
