004. ページ5
＿ろ…!
＿＿＿き_ろ…!
「いい加減に起きろ!アリス・ロウェージス!」
そんな急かすと言うより脅す様な口調で起こさなくても、とぼんやり思いながら僕は夢から覚めた。
どうやら僕はあの衝撃の後ずっと眠っていたらしい。ドラコは本当に吃驚したんだぞ、と、もう二度と急に倒れないでくれ、と釘を刺した。
「……うん、ごめん。君が運んでくれたの?」
「あぁ、そうだ。……何だその目は。」
「ううん、別に…。」
つい、見るからにひ弱そうな彼が彼より背の高い僕を運べたなんて驚きだ、なんて思ってしまった。
てっきりクラッブとゴイルに運ばせたんだと思っていたんだけどな。ドラコも人一人くらいは運べるらしい。
ホグワーツにもうすぐ着くらしく、ドラコはもうローブを着ていた。
そろそろ着がえろ、とドラコに急かされ、僕もローブに着替える。
そう言えば、ハリー・ポッターは急に倒れた僕を見てどう思ったんだろう。それと、あの赤毛でそばかすの子も。
あ、ドラコはハリー・ポッターと友達になれなのかな?
「ねぇ、ドラコ。」
「何だ?着替え終わったのか?」
「今、着替え終わったよ。……ハリー・ポッターと仲良くなれたの?」
＿＿＿＿沈黙。
ドラコはその名前を聞いた途端、眉間に皺が出来るくらい眉を潜め、足元を睨み続けた。
……あぁ、上手くいかなかったのか。
可哀想に、と僕はドラコの背中を軽めに叩いてあげた。
「＿＿子供扱いするな!…ポッターは随分と世を知らなかったんだ、彼奴は馬鹿だ。友達にならなくて正解だったよ。」
「……そう。元気出しなよ、僕たちも……友達でしょ?」
そう言ってみると、ドラコの機嫌は少し治まったようだ。
「!……そうだな。僕たち、一緒にスリザリンに入ろうな。」
僕がスリザリンに入るかはわからないけれど、取り合えずうんと頷いた。
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ヴィンセント・ヴァンクール - はわわ(о´∀`о)とっても面白かったです…/// (11月10日 21時) (
レス) @page18 id: 0ffcd0578b (このIDを非表示/違反報告)
紙様 - めちゃくちゃ面白いです！！！！更新頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2019年11月8日 6時) (レス) id: 8c73967388 (このIDを非表示/違反報告)
千日紅(プロフ) - 桜(。・ω・。)華さん» ありがとうございます!!ドラコ可愛いですよね〜、萌えて頂けたならとても嬉しいです!!(´∀`*)更新頑張ります!! (2018年11月25日 23時) (レス) id: bb81d78b25 (このIDを非表示/違反報告)
桜(。・ω・。)華(プロフ) - めっちゃ、ドラコ君好きなんで萌えました！続き楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2018年11月25日 23時) (レス) id: e20fc75ab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千日紅 | 作成日時：2018年11月23日 1時
