好きって絶対言わないから (ページ15)

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※回想終了

黒田side

『で、私も彼氏出来て、その後なおは沙也加先輩に振られて、徐々に元通りって感じ？』

黒田「ふーん」

Aと高校時代から出会っているおりに少し嫉妬した。

いや。だいぶ。

『黒田？？ねぇ！！黒田！すごい顔してるけど、、』

なんか俺暗い顔してたみたい

黒田「あのさ、」

『どーしたの？顔まだひきつってるよ』

黒田「おりのこと、

まだ好きなの？」

『えっ？』

黒田「好きなの？って聞いてるの。」

『好き、じゃないよ』

黒田「じゃあさ、俺、、、、でもいいじゃん。」

今まで我慢していた感情が溢れて

とぼけているAの唇に触れた

事の重大さに気づいた

黒田「ご、めん。」

俺は荷物を回収し逃げるような形で部屋を出る

次の日

仕事ではほとんど話すことは無かった

5日間の出張最終日。

今日は午前中に終わったのでもう帰ろう。

そして帰りの新幹線でAに謝ろう。

『私、今日お兄ちゃんの家に寄るから。おつかれ。』

そういえばAのお兄さんの家ここら辺って言ってたっけ？

よし！

黒田「お、おれも！い、、、行ってもいいかな？」

『えっ？？？？？？なんで？』

「お兄さんと話してみたいし！この前Aがイケメンって言ってたし！」

Aはため息をついてこっちを嫌そうな目で見てくる。

黒田「べ、別にダメならいいんだけど、、、、、」

『はぁ、いいよ。もうすぐでお兄ちゃんが迎えに来るから、そこのカフェで待ってよ。』