好きって絶対言わないから (ページ14)

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これが私の青春だった

高校2年生の夏

私は尚大に恋をした

初恋だった

告白されることはあったものの

告白したことも好きな人ができたことすらなかった私は

戸惑いまくってお兄ちゃんに相談することにした

『お兄ちゃん！！相談があるんだけど。。忙しい中ごめん』

お兄ちゃんはデビューしたばっかで忙しそうにしてた

嶺亜「可愛い可愛いAのためならこのくらいの疲れなんて吹き飛ばせる！」

『ありがとう！！』

私は尚大の事を全て話した

お兄ちゃんは少し難しそうな顔をした

嶺亜「そっかぁー

俺はガツガツアピールした方がいいと思うな。初恋なんだから大事にしな！」

私は尚大に少しでも意識してもらえるように

尚大の好みの髪型にしたり、

メイクをお姉ちゃんに教えてもらったり、

服をお兄ちゃんに選んでもらったり。

恋の素晴らしさを知った。

しばらく経って

私は勇気をだして告白しようと

放課後にいつもの屋上に呼び出した

『あのさ、私尚大の事「ごめん俺もう帰んねぇーと。じゃーなー」

『う、うん。また明日！』

1回なら分かる、でも

『尚大！私尚大の事がs「ごめん用事思い出した！」

『私、尚大の事…s「ごめん俺呼ばれたから行くわ」

さすがに3回はぐらかされたら

私だって折れる。

だんだん私たちの距離は離れていった？？

いや。織山が私から距離を置くようになった

ある日

友達「ねぇ〜A？織山くん、3年の沙也加先輩と付き合い始めたんでしょ？」

え、なんの事？私知らないんだけど

友達2「てっきりAは織山と両思いだと思ってたわ！

え！A？？どこ行くの？！！」

私は屋上に駆け上がった

今の時間はきっと誰も居ないはず。

なんでこんなに泣いてるんだろう。

私の初恋実らなかったなぁ

曇った空を見上げる

織山「A、あのさ、俺彼女できたからもうAとは遊べないしこうやって会うことも出来ない」

誰もいないと思っていた屋上に

今1番会いたくない人がいた

『わかった』と言うことしか出来なかった

私の顔を覗き込んできた

私の涙を見て

‪びっくりしたような顔をしたあと

一瞬尚大の顔が曇ったような気がした、

織山「じゃあな」