好きって絶対言わないから (ページ13)

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※回想

私たちが出会ったのは高一の時

ある日

屋上に呼び出された

嶋崎「ずっと前からAさんの事が好きでした！

こんな僕でよかったら付き合って頂けませんか？」

隣の隣のクラスの嶋崎くん

かわいい感じで顔も整っている

『ごめんね。気持ちは嬉しいけど応えられない。』

お兄ちゃんがジャニーズってこともあり

みんなの人気者だった。

男からも女からも

織山「中村A。。

いつもここで告られてるよね。」

私は誰もいないと思って1人空を眺めてたら

何を考えているか分からない1番謎な男に声をかけられた

『あ、織山くん。？

授業急に抜け出したりする時いつも屋上にいるの？』

織山「うん、まぁほとんどはそうかな」

『織山くんって謎に溢れてるよね。

なんか悩み事でもあるならいつでも聞くよ！

じゃあバイバイ。』

次の日もまたその次の日も

私は織山君が気になって屋上に通うようになった。

毎日少しずつ話していくうちに

お互いが似てることに気づいた

織山「俺さ、友達が嫌いなわけじゃないんだけど

気を使って少し疲れちゃうんだよね。」

『あー確かに分かるかも』

織山「よーく考えるとA、よく1人でいるもんね。

あんなに人気者なのに、」

『私も友達が話しかけてくれるのは嬉しいんだけど、

全部お兄ちゃんの事だし。おかげでもあるけど

素の顔を出せなくて疲れ溜まるんだよね。』

織山「なんか俺ら似てんな」

名前も呼び捨てになり

気づいたら学校一の仲になっていた

2人で買い物行ったり

2人で勉強したり

尚大を家に招いたり

学校帰りによく家に来ていたため

お兄ちゃんとお父さんに気に入られて

よく私抜きの3人で釣りに行ったりしてた

お父さんももう1人息子ができたみたいで嬉しそうだったな。

尚大といると気を使わなくていいし

無言でも全く変な空気にならなかった

これが私の青春だった