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私は倒れている人間たちに近づく。


死んでから時間は経っていないから、手間はかからないだろう。


私は術をかけようとした。


しかし、心臓が熱くなる。




「輝夜さんっ…!?」

「人間ごときがッ!!」




私は容赦なく首を刎ねた。


心臓を刺された。


気配を消すのが得意だったのだな。


焼かれているような感覚だ。


私は刺さった剣を抜き、その場に膝をつく。


久しぶりの感覚で、私の呼吸は乱れる。


1000年以上、私は誰かから傷つけられたことがなかった。


この感覚を忘れていったと言っても過言ではない。


虎杖が私に近づいてくる。




「今、家入さんところに!」




上手く力が練れない。


こんなの簡単に治せるのに。


辛い、痛い、痛い、痛い。




「契闊」




静かにそう唱えられる。


虎杖の顔に、黒い紋様が浮かんだ。


もう一つの魂が、彼の体の主導権を握ったのだと目から情報が入る。




「……」




私に何か術をかけられる。


すると、痛みがスッと引いていく。


回復してくれた?…何故?


終始無言のまま、体の主導権は虎杖に戻った。




「大丈夫だった!?宿儺になにかされてない!?」

「……宿儺?」




初めて聞いた名前のはずなのに、初めての感覚がしない。


とりあえず、虎杖を私は落ち着かせる。




「私なら大丈夫だ。回復してもらったみたいだ、その宿儺とやらに」

「……!」




あの感覚を思い出そうとすると吐き気がする。


もう二度と痛い思いをするのは懲り懲りだ。












____何故あのような顔をしたのだ?







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ミルクティー - 面白い!早く、新しい更新来ないかな〜 (3月31日 16時) (レス) @page21 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 新作キターーーー! 嬉しい〜! (3月24日 15時) (レス) @page5 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妃夏 | 作成日時:2024年3月24日 13時

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