検索窓
今日:52 hit、昨日:219 hit、合計:13,551 hit

ページ21








「……お前、名は」

「あ!そういえば名乗ってなかった……。私は九十九由基だ」

「そうか。良い名だな。……それで、余からも聞くが…呪術師とはなんだ」




私がそう聞くと、「あー……」と頭を抱えた。


そんな変な質問だっただろうか。


呪術師?と聞いて来たのは彼女が先だ。


そして、此処は呪術高専という場所。


月にも呪術は存在したが、地球の呪術がどんなものか分からない。


そんな極秘なことでもないであろう。




「簡単に説明すると、地球の人間には呪力ってのが備わっていて、その力が強い者が呪術師って感じかな」

「なるほど。で、あの場所で何があったのだ」

「ぐいぐい質問するわね……。呪詛師っていう、呪術で悪さするやつがいるのさ。その呪詛師が一般人を巻き込んで、事件を起こした…って言えば分かる?」




私は頷いた。


ヒーローがいれば、自ずと悪役という者が出てくる。


地球も面倒くさいな。


……月では私が悪役のようなものだったが。


まぁ、大体のことが分かった。


あとは大人しくしているか。


その時、部屋の扉が開いた。


強面の男が九十九という女性に近づく。




「九十九、天元様との面会の申請が通った」

「……早かったな。分かった、ありがとう」

「聞きたいことは今のところ全部聞けた。……しばらく世話になる。またな、麗しき地球人よ」




私はその部屋を後にした。






(あっぶねぇ……。絶世の美女の微笑みに落とされるところだった……)

御伽話ではない→←▷



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 両面宿儺
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミルクティー - 面白い!早く、新しい更新来ないかな〜 (3月31日 16時) (レス) @page21 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - 新作キターーーー! 嬉しい〜! (3月24日 15時) (レス) @page5 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:妃夏 | 作成日時:2024年3月24日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。