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例えば8 ページ10

どうやって話しかけようか。

迷いに迷ったがそれは杞憂に終わった。

「はじめまして。千堂 怜音だよ、よろしくね」

オレたちに目線を合わせて言う。

あっちから話しかけてくれたおかげで蘭たちの言う「邪魔しない」は守れただろう。

少年探偵団3人がいつも通りの自己紹介をして、オレと灰原も紹介してくれた。

手間が省けた。

気づけば、灰原がオレの裾を握りしめていた。

まぁ、組織の人間がここにいるのは心が休まらないどころの話じゃない。

命を落とす危険が大きすぎる。

しかし、この人は本当に純粋に黒の組織の人間だろうか。

そうは思えない。

もしそうだとしたら、安室さんがここに連れてくるはずもない。

「お姉さん、安室さんと付き合ってるの?」

できる限り子供らしく問いかける。

「えへへ…」

「そうですよ、コナンくん」

照れた女の人に助け舟を出した安室さん。

これでほぼ、怜音さんは公安の人間であると言っていいだろう。

__そこで疑問が1つ。

「へぇ! なんで付き合ったの?」

この質問の裏には、どうして付き合う設定が必要だったかを問いかけている。

潜入捜査用の設定なら、お互いの足枷になりかねないことだ。

本当の恋人の可能性もあるが、潜入捜査がどれほど危険か分かっている安室さんが安易に人と付き合うとは思えない。

「私に彼が必要だったから、かな」

「そうなんだ!」

蘭たちが叫んで、元太たちが他の質問で攻める間に頭を回転させる。

怜音さんは質問の本当の意味について気づいたのか。

それとも、嘘を言わないように答えた結果か。

どちらにせよ安室さんと怜音さんは本当の恋人ではないらしい。

まぁ、読みが外れて恋愛的に安室さんが必要だった場合も考えられるが。

早く、安室さんに確認したい。

横で震えている灰原のためにも。

例えば9→←例えば7



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北雪(プロフ) - ユアンさん» 間違いが多くてお恥ずかしい限りです。ご指摘ありがとうございます。 (2017年2月13日 19時) (レス) id: 8c77ebf6ca (このIDを非表示/違反報告)
ユアン(プロフ) - 「さよなら」の「バイ」の英語はbyeですよ (2017年2月13日 17時) (レス) id: 6c76cbd4e3 (このIDを非表示/違反報告)
北雪(プロフ) - 零音さん» すみません。ご指摘ありがとうございます。 (2017年2月10日 18時) (レス) id: 8c77ebf6ca (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 風見と降谷がいるのは警視庁ではなく、警察庁ですよ。 (2017年2月10日 13時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になります!更新頑張ってください!! (2017年2月7日 23時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北雪 | 作成日時:2017年1月23日 17時

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