例えば22 風見裕也side ページ24
プルルル＿＿＿＿
警察庁でデスクに向かっていると、いきなり電話が鳴った。
3コールで電話を耳に当てる。
「はい、もしもし。風見です」
『はい、相澤だ』
「あ、相澤さん!?」
電話の向こうから聞こえてきた声は確かに相澤さんのものだった。
相澤 百花さん。
降谷さんからすれば部下にあたり、俺からすれば上司にあたる人だ。
今現在は千堂 怜音として降谷さんと共に組織の潜入捜査をしている。
そんな相澤さんは、ここ1週間警察庁に来ることは1度もなかった。
公安のメンバーはかなり心配していた。
降谷さんが1番心配していたのは言うまでもない。
降谷さんによると、恋人役としても潜入先の仲間としても会わなかったそうだから、なにかあったのではと思うのも無理はない。
これまでに潜入捜査官という立場のせいでここに帰ってくることが1週間以上できなかったことは何度もあったが、音沙汰無しは初めてだ。
『風見、そこに降谷さんはいるか？』
「いえ、いませんが。
今日は来られないそうですよ。
明日ならいる可能性はあるそうですが」
『そうか。じゃあ、今から行くよ。
ここ最近、迷惑かけてすまない』
「迷惑など！
あの……降谷さんには会わないでいいんですか？」
こんなことに口出しするのは野暮だが言ってしまう。
公安内でもお似合いといわれる2人で、傍からみれば両想いだと推測できる。
潜入捜査中だから付き合わないのだと言われており、この一件が片付いたら付き合うんじゃないだろうか。
両想いなのは確実なのに。
『今は会わない方がいいんだ。
そっちに行くから、切るぞ』
「あ、はい!!」
電話が切れて無機質な機械音が耳についた。
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北雪(プロフ) - ユアンさん» 間違いが多くてお恥ずかしい限りです。ご指摘ありがとうございます。 (2017年2月13日 19時) (
レス) id: 8c77ebf6ca (このIDを非表示/違反報告)
ユアン(プロフ) - 「さよなら」の「バイ」の英語はbyeですよ (2017年2月13日 17時) (レス) id: 6c76cbd4e3 (このIDを非表示/違反報告)
北雪(プロフ) - 零音さん» すみません。ご指摘ありがとうございます。 (2017年2月10日 18時) (レス) id: 8c77ebf6ca (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 風見と降谷がいるのは警視庁ではなく、警察庁ですよ。 (2017年2月10日 13時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
皇 - 続きが気になります！更新頑張ってください！！ (2017年2月7日 23時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：北雪 | 作成日時：2017年1月23日 17時
