先生‼︎殺していいですか？〜新たな問題児〜

＊ ページ31

阿部 亮平side


　
iw「いいか、医者からの命令だ。



絶対に無理をするな、それだけだ」



ab「はい」



五月雨さんに指定されたのはとあるホテル



ここで降ろして欲しいと言われたので降ろすことに



ただ、なんでホテルなのかがわからない



ここは担任として、確認しなくては



si「…べべもこのホテルに用事あるん？」



ab「違うよ、なんで五月雨さんがこのホテルに用事あるのか担任として気になったの」



si「なんでって…私、ここに暮らしてるんやで？」



…ホテル暮らし？



ab「ご両親は？」



si「死んどる。



祖父母しか生きとらんけど、二人に援助してもらっとる」



まさかの言葉に言葉を失う



si「…べべ、私の部屋に来る？」



ab「いや、色々と危険だから行かない」



訴えられたら厄介なので



si「そうや、べべ。



私一週間くらい休むな」



ab「それは急に…何が？」



si「仕事入ってん、国外行くから」



仕事…か



俺は何も言わない



si「じゃあな、べべ。



気ぃつけて」



五月雨さんは俺に手を振ってホテルに入って行った



…彼女の家は、一人で冷たいんだろう



だったら、学校は彼女にとって温かいものにしてあげようかな？



ab「…クシュ」



その前に、この風邪を治さないとな

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