先生‼︎殺していいですか？〜新たな問題児〜

＊ ページ30

阿部 亮平side


　
iw「…相変わらずすごいクラスだな」



ab「問題児だらけの、クラスです…」



運転席にいる照は後部座席で寝っ転がっている俺に話しかけてくる



iw「どっちの方が問題児？



S組と」



ab「五十歩…百歩」



iw「そうか」



照はそのまま寝かせてくれるのか静かになった



俺もうとうとし始める



そろそろ夢の中に…なんて思ったら照が急ブレーキをかけた



ab「…ひ、かる？」



iw「…阿部、聞きたい。



お前のクラスに紫色のポニーテールの女の子はいるか？」



ab「…心当たりが、一人」



iw「今車の前にいて俺の車を止めてるんだけど」



ab「…はぁ？」



俺は窓を開ける



si「べべ、やっぱりいた」



五月雨さんだ…



ab「…どうしたの、というかなんで俺がこの車にいることがわかったの？」



si「シュンとキョウが教えてくれたんや。



これ、宿題」



五月雨さんから渡されたのは昨日提出するはずだった宿題



提出されてないな、なんて思ってたらこうやって出しに来るのか



si「べべ、送って欲しいところがあるんやけど」

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