先生‼︎殺していいですか？〜新たな問題児〜

＊ ページ12

阿部 亮平side
　


ab「俺って教師失格なのかな〜」



sk「…何でカウンセリング室が溜まり場になってるの⁉︎」



yg「え、心地いいから？」



sr「山田くんもそうやってカウンセリング室篭ってたよ。



俺は皆に寄り添えてない〜って」



佐藤先生がコーヒーを出してくれる



ab「…俺、元の性格が」



sk「グレてるもんね、阿部ちゃん」



佐久間の言葉に頷く



ab「今日だっていきなり生徒驚かせちゃったし…本当に教師になってよかったのかな？」



sr「難しく考え込まない。



思い出してみ？



山田くんだって最初から皆とちゃんと向き合ってた？



偏見だって合ったはずだよ、少なからずとも」



そう考えてみると大変そうな顔してた



というか、俺がS組になんでいるんだって言う顔してたし



sr「最初は誰しも偏見を持つ。



その偏見を乗り越えてこそ、最高の教師になれると思わない？」



佐藤先生に言われて心の中に引っかかっていた何かがふと落ちた



…流石カウンセラー、凄すぎる



sk「…な〜んか佐久間さん、除け者にされてない？」



佐久間が文句を言うと扉がノックされた



…誰が？



扉が開かれて入ってきたのは茶色に近い黒色のロングストレート、同じような色の瞳の女の子



…あぁ、思い出した



ab「T組の…碧棺(あおひつぎ)ひなたさん？」

四話　抱え込みGirl→←＊

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