先生!!殺していいですか? ~迫り来るもの~ (ページ28)

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NO side

　

mrus「ごめん、遅れた!!」

so「大丈夫だよ」

松島は謝るマリウスににっこり笑う

mrus「聡ちゃんと2人で飲むのって久しぶりかもね？」

so「いつもは5人で飲んでたからね。

半分ずつだよ？」

mrus「わかってるよ」

2人が楽しく話しているところの後ろから足音が聞こえる

mrus「…聡ちゃん」

so「わかってるよ」

2人は顔を合わせると一斉に逃げ出した

ここはよく知っている道

うまく駆け抜けたらそれこそ2人に追いつく人はいない

そして店前で落ち合った

so「…巻けたみたいだね」

mrus「もしかしてあの人が…」

マリウスがそう言いかけた時、店の扉が破壊された

2人が咄嗟に判断した

…触手による破壊

カバンに潜ませていたナイフを取り出して扉の壊れ方から触手が飛んできた方向を見る

そこにはフードを被った男がいた

so「…キミが？」

相手からの反応はない

so「マリウス、勝利に電話!!」

mrus「う、うん!!」

マリウスは電話をかける

男はマリウス目掛けて攻撃した

so「殺せんせーより遅いね」

松島はその触手を対処する

mrus「勝利くん…勝利くん…」

マリウスはコールオンが長く感じられた

sr『マリウス？』

佐藤が電話に出る

このことを早く伝えなくては…

そう思った瞬間、横腹に鋭い痛みが走った

マリウスがそこを見ると触手が突き刺さっていたのだ

…このまま抜かれると出血大量で命が危険

一瞬のうちに判断し、ナイフで触手を切った

自分のお腹にある触手が動き回る

その間に男は逃げてしまっていた

sr『マリウス!?』

松島も同じように赤い水たまりに倒れ込んでいる

mrus「しょう…ん…きゅう…しゃ…」

sr『マリウス、どこいるの⁉︎

ねぇ、マリウス!!』

マリウスは佐藤の声を聞きながら眠った