先生!!殺していいですか? ~貼られたレッテル~

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山田 涼介side



ym「確かにこっちのやり方もある。



けどね、こっちの方が間違えなくて済むんだ」



ab「だからか…よく間違えるなと思ってたんだ。



ありがとうございます」



ym「夏祭りに来ても勉強の質問があるなんて真面目だね」



ab「あんなこと言ったから…俺が入ってなきゃ意味ないもん。



だけど、山田先生ってさ基本的になんでも教えられるよね。



中学の先生って特化した教科しか教えないんでしょ？」



まぁ…その通りなんだけど



ym「S組は俺しか教えないからね。



一応、全部教えられるように勉強はしてるからね」



ab「…ふ〜ん」



ym「阿部はすごいと思うよ」



ab「は？」



ym「自分の発言にちゃんと責任持ってるんだもん。



そうだな…そんな先生から一言。



これは俺のクラスの中で焦っていた子にかけてくれた言葉。



『昨日は越せた障害(カベ)も今日は超せない危険がある。



そのような越せない障害(カベ)と出会ったときは…その時は先生の出番です』ってね」



これは殺せんせーが流星に言った言葉だ



ab「…何それ」



ym「自分だけで煮詰めちゃダメだよ。



たまには誰かと考えることもいいんじゃない？」



ab「…ふ〜ん」



阿部は納得してないようだけど構わない



いつかわかる日が来るから



そう話していると空が明るくなった



上を見ると大きな花火が上がっていた



ym「綺麗…」



そろそろ夏休みも終わる



夏休みが終わったらまずはテスト



皆の結果を出すことができる場面だ

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