先生!!殺していいですか? ~決めた覚悟~ (ページ21)

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山田涼介side

　

ym「…起きる気配ってありますか？」

nkmr「そうだね…最初に襲われた子たちは酸素吸入機が外れてるし、次の子たちもそろそろ外せそうだね」

中丸さんはカルテを見ながら教えてくれる

nkmr「ただね…その触手によっての攻撃力がどのくらいあるかわからないけどかなり眠っているから起きる気配が見えないんだよね。

俺も初めて見るタイプだから下手に手を出せなくて…」

ym「いえ…俺の代わりに近くにいてくださるだけでありがたいです」

nkmr「…それが医者の役目だからね」

中丸さんが出してくださったコーヒーを飲む

nkmr「最近寝てる？」

ym「いえ…色々あって」

nkmr「寝た方がいいよ。

あまり寝ないと自分の体が悲鳴あげるし、生徒の皆さんが心配するよ」

それもそうか

ym「でも、コーヒー飲んじゃって…」

nkmr「コーヒー飲んだからって眠れなくなるわけじゃないよ。

逆に飲んだ後に少し寝たほうがいいんだよ」

そう言われると眠気が…

nkmr「いいよ、寝て。

静かにしとくから」

ym「ありがとう…ございます」

俺は言葉に甘えて眠ることにした

ふわりと何かをかけられる感覚を感じながら眠った