先生!!殺していいですか？ 5th

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中島 裕翔side



俺らがモニターを見ているとボトッと何かが落ちてきた



そっちを見ると殺せんせーが



死神「気に入ってくれたかな、殺せんせー。



キミが最期を迎える場所だ」



殺せんせー「皆さん…ここは？」



殺せんせーは理解が追いついていない



死神「洪水対策で国が作った地下放水路さ。



密かに僕のアジトと繋げておいた。



地上にある操作室から指示を出せば、近くの川から毎秒200tの水がこの水路一杯に流れ込む。



その恐るべき水圧はキミの体から自由を奪い、対先生物質の頑丈な檻に押し付けられ、ところてん状にバラバラになるって寸法さ」



そこで皆分かった



俺らも…殺されるんだって



烏間先生も焦っているし、何よりビッチ先生も初耳のようだ



殺せんせー「ヌルフフフ。



確かに厄介な対先生物質ですが、私の肉体はついにこれを克服しましたよ」



死神「…本当？」



殺せんせーはカッコつけて…



檻を舐め始めた



殺せんせー「消化液でコーティングして造った舌です。



こんな檻など半日(・・)もあれば溶かせます」



風磨「おせーよ‼」



風磨が思わずツッコむ



死神「言っとくけどそのままペロペロ続けてたら全員の首輪爆破してくよ」



殺せんせー「ええっ、そ、そんなぁ‼」



裕翔「当たり前でしょ」



ただ…悔しいな



全部死神に狩られてしまうのが



死神はビッチ先生と一緒に操作室に行こうとする



その肩を…烏間先生がとめた



死神「…なんだい、この手は？



日本政府は僕の暗殺を止めるのかい？



確かに少々手荒だが…地球を救う好機(チャンス)をみすみす逃せというのかな？」



死神は烏間先生の目を見る



死神「そもそも烏間先生、本当ならキミも倒して人質に加える予定だった。



キミの腕ではこの僕は止められないよ」



烏間先生はホッと一息をつくと



思いっきり死神を殴った



死神は飛ばされる



烏間「…日本政府の見解を伝える。



20人の命は…地球より重い。



それでもお前が彼らごと殺すつもりならば俺が止める」



宏太「烏間先生‼」



…とてもカッコよかった



死神「…へぇ」



烏間先生は上着を脱ぐ



烏間「言っておくがイリーナ。



プロってのはそんな気楽なもんじゃないぞ」

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