先生!!殺していいですか？ 5th

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神山 智洋side



流星は俺より身長が高い



はっきり言って普通に持ち上げるのは困難だ



ただ、流星はシロに肉体改造をされていた



それがまだ残ってる




せやから…




流星「…おん」




流星が俺の手に乗る



俺は思いっきり持ち上げた



智洋「…ふん!!」



流星はA組の棒の上の方を持って全体重を地面にかける




D組の皆もそれに合わせて




そのまま棒は倒れて行って…



大貴「…勝ったぁ‼」



俺たちD組は棒倒しでA組に勝ったんだ




まぁ…片付けをさせられるんだけどね




健人「けどさ、空気変わったよな。



特に下級生なんかD組を見る目が変わった」




照史「当然やろうな。




これだけの劣勢ひっくり返して勝ったんやから」




崇裕「俺ら…マジで凄いんちゃう⁉」




皆でワイワイ話していると




裕翔「あれ、二宮くんじゃん」




校舎内に戻っていた二宮くんが戻ってきた




大毅「なぁ、俺らが勝ったんやから神ちゃんのバイトの話は黙ってるよな？」




和也「…私は嘘をつきません。




あなたたちと違って姑息な手段は使わないので」




淳太「よく言うわ。




山ほど姑息を使っといて」




淳太が離れて小さな声で言う




智洋「でも、二宮くんの采配もさすがやった。




どっちが勝つか最後までわからんかったし。




また勝負しような」





俺は握手を求める




けど、握手には応じてくれず隣を通って行った




和也「消えてくれませんか。




次はこうはいかない。



…全員破滅に追い込んでやる」





風磨「負け惜しみ」



雄也「ほっとけって。




負け犬の遠吠えなんて聞こえないんだから」




俺がその後ろ姿を見ているとシゲが隣に来た




大毅「二宮くんも神ちゃんと同じ苦労人や。




境遇の中でもがいとる」




それに俺は笑って答えた




智洋「俺はそこまで苦労人ちゃう。





皆に助けてもらった今日なんか『兄弟多くてよかった』なんて思ったんや」




照史「もんち〜‼




パン食い競争のあまりがあるで〜‼」





ホンマか⁉




智洋「持って帰ってもええか⁉」




こうしてA組VS D組の対決はD組の勝利で終わった

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