先生!!殺していいですか？ 4th

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山田 涼介side



殺せんせー「触手は意志の強さで動かす物です。



流星くんに力や勝利への病的な執着がある限り、触手細胞は強く癒着して離れません。



そうこうしている間に肉体は強い負荷を受け続けて衰弱してゆき、最後は触手もりとも蒸発して死んでしまう」



殺せんせーから…触手について教えられる



光「それはなんでも…可哀想だな」



勝利「後天的に移植されたんだよね？」



殺せんせー「えぇ」



勝利「なんとか切り離せないの？」



殺せんせー「力への執着を消さなければ。



そのためには…そうなった(・・・・・)原因をもっと知らなければなりません」



原因…



話したいけど、流星は心を完全に閉じちゃってるから素直に話すと思えない



崇裕「…その事なんやけど」



そう思ってたら濱ちゃんが声を上げた



崇裕「皆気になってたやろ、なんで流星は携帯ショップを狙ってたのか。



そんで望にお願いして調べて貰ってたんや。



機種や戸籍、流星に繋がるもん調べろって。



そしたら『藤井流星』って『藤井電子製作所』の子どもやったんや」



藤井電子製作所…



淳太「世界的にスマホの部品提供しとった町工場。



一昨年くらいに負債を抱えて倒産。



社長夫婦は息子残して雲隠れ…か」



…なんとなくだけど



皆、想像が着いてきた



流星が『力』や『勝利』を欲しがる理由



照史「それでこうなったっちゅう話か。



それやったらやることは1つやろ」



照史くんは淳太くん、濱ちゃん、シゲ、神ちゃんの肩を叩いた



照史「俺らのとこで面倒見てやるわ。



それで死んだらそこまでやけどな」

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