先生!!殺していいですか？ 4th

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桐山 照史side



気がつけばいつも先に手が出る奴だった



それは中学生になっても変わらず



担任に何度も言われた



『このままだとお前、『Dangerous』のD組行きだぞ』



別に構わなかった



その時までは…



『お前、また暴力奮ったん？』



路地裏でボコボコにされた後、ぼーっとしてたら声をかけられた




照史『…関係ないやろ』



『俺、同じクラスの中間って言うんやけど』



ソイツは堂々と俺の隣に座ってきた



淳太『…D組行くかもしれないんやろ？』



照史『別にええわ。



D組行ってもやることは変わらないんやから』



…気に食わなかった



俺は立ち上がってそこから出て行った



なんでそんなに気にするんや



ほっといてくれ



ようやく親もほっといてくれたんやから



けど翌日も



淳太『おはよう、桐山』



翌日も



淳太『今日ってこの後空いてるか？』



…翌日も



淳太『なぁ、聞いとる？』



照史『聞いとるわ。



ホンマに…自分、お節介人間やな』



話しかけられても無視してたのに気にせず毎日話してくる



鬱陶しいと思った俺は冷たい態度を取ればいいと思ってた



すると



淳太『…今度、俺ん家でパーティーするんや。



来てな』



招待状を渡してきた



断ればいいと思ってた



だけどこれまで接してくれていた態度を考えると…



照史『…分かったわ』



断れなかった

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