先生!!殺していいですか？ 4th

32-16 ページ4

薮 宏太side



俺たちが…本物の拳銃を？



確かに烏間先生は正確に射撃など出来ない状態



だけど…俺たちなんかに



そんな思いと戦いながら次の階へ



ここは…ホールみたいだ



慎重に進んでいると



コツ…コツ…



舞台の方から誰かが来た



俺たちは急いで椅子の裏に隠れる



そして息を殺していた



このまま通り過ぎてくれ…!!



男「…8？



いや、9か。



しかもほとんどが10代半ば。



…動ける全員で来たってところか」



嘘だろ…



バレたのか



ズキューン



すると発砲音がした



健人かと思ってみたけど健人では無いらしい



男「ここは防音だからな。



いくら発砲しても誰も気づかねぇ。



スモッグやグリップは生粋の殺し屋だが、俺は違う。



俺は軍人上がりだ」



発砲音したのは男…つまり、殺し屋だった



俺はそっと発砲機会を伺う



そんな時だった



バキューン



違う発砲音がした



撃ったのは…



宏太「健人」



健人だった



惜しくも外してしまったらしい



殺し屋「なんだ…。



面白そうな仕事じゃねぇか!!」



殺し屋はステージのライトを入れる



逆光で…こっちからは殺し屋が狙えない!!

32-17→←32-15

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す