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34-3 ページ17

山田 涼介side



一気に疲れが押し寄せる



烏間先生がハシゴを掛けてくれたのでそこをそっと降りる



健人「心配した!!」



皆の元に到着すると同時に抱きつかれた



涼介「…でも」



ウィルスの治療薬は爆破されて鷹岡先生が持っていた予備じゃ完全に足りない



烏間「今から下にいる部下に連絡をしてあの薬使いを連れてきて貰おう。



そして薬を…」



ガストロ「薬なんざ必要ねぇ」



バッと声のした方を向くと、頬を赤くしたスモッグ、唇が腫れているグリップ、そしてボロボロのガストロがいた



烏間「…お前らの雇い主は撃破した。



このまま出来れば戦いたくない」



ガストロ「ん、いーよー」



照史「上等や!!



こちとら9人も…。



…え、いーよー?」



ガストロ「契約書の中に雇い主の敵討ちなんて名目はねぇし。



そもそもお前らに薬なんて必要ねぇんだよ」



涼介「薬…必要ないの?」



スモッグ「お前らに盛ったのは食中毒を改良した物。



あと数時間は猛威を振るうが、それ以降はパタリと無くなる」



スモッグはポケットから薬を出した



スモッグ「それに…感染した奴らにはこれを飲ませとけ。



体力が回復するからな」




裕翔「いーのー?



殺し屋って契約とかあるんでしょ?」



ガストロ「ボスは元から薬を渡すつもりはなかった。



契約違反でプロとしての価値を下げるか、11人のガキを殺した実行犯になるか。



どっちの方がリスクが少ないか俺らなりに考えたわけさ」



烏間「…事情はわかった。



だが、生徒たちの安全が見られるまで身柄は拘束する」



ガストロ「分かったけどよー、来週には仕事入ってるからな」



裕翔「どう、おじさんぬ。



もう1回、リベンジしたくない?」



グリップ「…お前はまだ殺す価値にないぬ。



もっと偉くなって…お前を殺す依頼が入ったら考えてやるぬ」



グリップは裕翔くんの頭をポンと優しく撫でた



ガストロ「じゃあな、ガキ共!!



今度会った時は殺し屋のフルコースの味、教えてやる!!」



…こうして薔薇塔の人1人にバレることなく、俺たちの潜入は終わった



涼介「…ありがとう、濱ちゃん」



崇裕「…何が」



涼介「あの時、呼び止めてくれて」



崇裕「…フン。



殺せんせー殺すの人足りなくなったら大変やからな」

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慧jump(プロフ) - 京川歌恋さん» コメントありがとうございます♪地獄の期間が終わりましたのでいつも通り更新していきたいと思います (2020年2月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
京川歌恋 - 更新頑張ってください! (2020年2月23日 11時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期!?)さん» コメントありがとうございます♪4thでも頑張って更新していきます!! (2020年1月17日 21時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(智洋にデレ期!?) - 移行おめでとうございます!これからも更新頑張ってください! (2020年1月17日 19時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2020年1月16日 9時

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