先生!!殺していいですか？ 2nd

19-3 ページ38

中島 健人side



風磨がどこか行ったかと思ったら



鷹岡に担がれて思いっきり叩きつけられた



健人「風磨!!



…大丈夫か？」



俺は風磨に駆け寄る



風磨は苦しそうに咳き込んでいるが大丈夫だと言った



光「お前、生徒をなんだと思ったんだ!?」



鷹岡「生徒は子どもだろ？



子どもが刃向かって来たら父親が指導するのが当たり前だろ？」



こいつ…頭がイカレてやがる



大毅「…悪いけど、俺はアンタが父親だとは思わん」



シゲが鷹岡向かって言った



鷹岡「…お前、なんて言った？」



智洋「シゲ!!



謝った方がええんちゃう？」



大毅「謝らん。



俺はそんな暴力的な父親は存在せんと思う」



その時



バシッ



ドサッ



鈍い音がして倒れる音がする



智洋「シゲ!?」



それはシゲが鷹岡に腹を殴られて倒れた音であった



シゲの顔は苦痛に歪んでいる



腹を抱えている



腹を殴られたのだろう



鷹岡「世の中、父親に反抗する子どもはいるのか？



少なくとも、俺は知らないぞ」



鷹岡は笑みを浮かべながらそんなことを言う



そして標的は…



鷹岡「なっ、お前は俺が父親だと思うだろ？」




マリウスに行った



マリウス「えっと…」



マリウスはチラリと俺を見て



マリウス「… Ich glaube nicht, dass ich ein Vater bin(僕は父親だと思いません)」



と言った




ドイツだから分からなかったけどそれが鷹岡の反感を買った




鷹岡「俺は日本語で話してるんだよ。



だから子どもも日本語で話すのが当たり前だろ？」




殺せんせー「それは違いますねぇ」

19-4→←19-2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す