プロローグ、俺 ページ2
＊
すすっていた蕎麦が喉に詰まり窒息死した俺。
そんな俺を神様は哀れに思ったのか、
記憶を持ったまま転生した俺。
産声を上げらがら聞こえてきたのは
俺への殺意の声だった
「ついに産んじまったよ。
こんな小さい村では子供を多く育てられん。
その子は4歳になったら捨ててこい」
……終わった。
俺はよりにもよってワンピースの
貧しい村の子供に転生してしまったのである
クズな村人のおかげで見事に俺は名無し
理由：いずれ捨てるから
ついに4歳のとき、俺は決められた通り捨てられた。
悲しくはなかった、
だってあの胸糞悪い空間から脱出できたんだもの
俺が捨てられる時、天気は晴天だった。
透き通っているようなきれいな青空だった
歩きながら突然頭を殴られた。
意識を失う中で、
頭に袋を被せられてどこかに移動させられた。
あぁ、享年4歳は短すぎてもはや笑えてきたと
思いながら…
目が覚めたら知らない人が俺を介抱してくれた。
ゴミ山の中に紛れ込んでいた見知らぬ子供を
わざわざ拾って面倒を見てくれていたのだ
お人好しにも程がある。
そんな優しすぎる人が俺の父さんだ
父さんは俺を引き取ってくれて
俺を父さんの息子にしてくれた
父さんは俺に��ルピナス��っていう
素敵な愛のこもった名前までくれた
前世と今世を入れて初の姉もできた
優しくてきれいでカッコよくて頼れる、
ちょっと病弱な最高の父さん
俺の大好きな父さん
俺は父さんのためならナンデモできる
だって父さんを愛してるから！
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ルピナスの花言葉
「想像力、いつも幸せ、貪欲、
あなたはわたしの安らぎ」
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作者名：ライティング | 作成日時：2023年3月9日 2時
