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《ニヤニヤしながらメッセージ見てるから誰かと思ってね、問い詰めたのよ。ずっと口閉ざしてたから結構かかったけどね？最終的にはAちゃんだって吐いた。》
『ニヤニヤ…』
そんな面白いこと書いたかな、私…？
でも、渡辺くんが楽しんでくれてるみたいで、嬉しい。つまらない、と思われていないってことだ。
《てことで！俺にも教えてくんない？》
『は？』
《連絡先！》
俺とも仲良くしてよ、なんてふっかの言葉に、最近の私の世界はどうなっているんだと誰かに問い詰めたくなった。なにこれ、どういう夢なの。
『はい…』
渡辺くんに教えた時みたいに、QRコードを差し出す。読み込んだふっかからは、渡辺くんが送ってきたスタンプと同じものが送られてきて笑ってしまう。
『ふふ、渡辺くんのと同じだ。』
「そうだよ、しょーたの絵、こんなんなの。」
二人で笑っていると、ガラリ、とまた教室の扉の音。
「ふっかー、って、あれ？何してんの？」
《Aちゃんに連絡先交換してもらってた。》
現れた渡辺くんは、私とふっかを交互に見た。キョロキョロと動く視線に、驚いた顔がなんだか可愛い。
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杏奈(プロフ) - キュンキュンしたり切なくなったり...素敵な作品でした！何気ないセリフだけど「馬鹿だな、俺のことはいいんだよ」にひゃーとなりました笑！はつ恋は実らない。も読んでいたのでやっぱり作者様の表現好きだなと思いました。これからの作品も楽しみにしています！ (2020年7月12日 22時) (
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年7月8日 0時
