検索窓
今日:52 hit、昨日:30 hit、合計:197,198 hit

ページ11

.




学校から駅までの道のりにあるジャンクフードのお店に入り、三人で席に座る。周りにはやはり、私たちと同様に帰り道を楽しむ、同じ制服を来た学生たちがあちらこちらにいた。


これ、もしかしたら同学年の子いるんじゃ…?


渡辺くんとふっかといるのが私なんて知れたら、二人が迷惑したり…しないのかな?


《あれ、Aちゃんそれだけ?》

『あ、うん…家にご飯あるし…』

《しょーたも少な!》

「いいんだよ、これくらいが!お前が食いすぎなんだよ!」

『ふっかは結構ガッツリ食べるんだね。』

《おー、腹減ってるからな〜》


私と渡辺くんはポテトとドリンク、ふっかはきちんとセットメニューを頼んでいた。
どうやら渡辺くんは少食らしい。


「………って……んの…?」


俯いてぼそりと何かを呟いた彼の言葉は、私にもふっかにも聞こえない。ガヤガヤと響く周りのお喋りが静まり返ってほしいと、本気で思った。


『渡辺くん、何か言った?』

「いや、別に?」


口にポテトを運びながら言った、渡辺くんとの視線は交わらない。その喉の奥に隠された本心はなんだったの?



.

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (120 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
447人がお気に入り
設定タグ:渡辺翔太 , 深澤辰哉 , SnowMan   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

杏奈(プロフ) - キュンキュンしたり切なくなったり...素敵な作品でした!何気ないセリフだけど「馬鹿だな、俺のことはいいんだよ」にひゃーとなりました笑!はつ恋は実らない。も読んでいたのでやっぱり作者様の表現好きだなと思いました。これからの作品も楽しみにしています! (2020年7月12日 22時) (レス) id: aadbdb729c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月叶 | 作成日時:2020年7月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。