特進クラスの姫君【新・信長公記】

35(4話) ページ36

秀吉「しかし天下を獲るって信長が宣言したけど、
あれはつまり…どゆこと？」


毛利「結局誰倒すんだ？家康？」


上杉「いや？天下を獲るとしか書かれていなかった」


前田「誰を倒すとは言ってない」


秀吉「なぁ〜信長何か言ってなかった？誰を倒す〜とか？」


A「特には。
具体的なことは何も言ってなかった」


秀吉「じゃああの宣言なんやねん！」


井伊「バカがバカな宣言しただけじゃねーか」


榊原「意味ねえー」


黒田「意味ないことないんじゃない？」


井伊「どういうことだよ」


黒田「だってさあ、誰かさんが裏の道を表にするとか宣言した後にあの旗印を掲げたんでしょ？」


武田「あれは戦線布告」


家康「また地べたを舐めたいかぁ?」



家康「フッ、そうやって下を見てろ！」



武田「家康、」




武田「地べた舐めさせて見ろや」




上杉「武田…！」


黒田「旗印掲げた意味大ありじゃん〜」



家康「1度掃除したゴミを相手するほど暇ではない」




家康くんは教室から出て行った。









暫くして、







A「なんかすんごい音聞こえる、」





龍造寺「大変ばい！！」



秀吉「ドタバタうるさいねん！」



井伊「どうしたんだよ」


龍造寺「家康が、新しく旗印ば、たてたてい！」


上杉「家康が？」


秀吉「相手は？」




魔村「家康くんが出した旗印はこちらです」




A「誰かを倒す？誰か、？」



魔村「それでは旗印戦、開始」



上杉「早い話が、無差別攻撃ってことか」


A「無差別とか怖すぎる…」


井伊「あの野郎…」


黒田「考えたなぁ家康」


秀吉「ということは？」


黒田「誰を狙うか明かさなければいつ狙われるか分からない、つまり…

秀吉「つまり！戦に備えにくい！」


黒田「まぁとにかく家康を動かしたのは間違いなく、」




それは、信長くんだ。




黒田「信長、どうするつもりだ？」





信長「俺は、天下を獲る」




秀吉「うん、だからどうやって獲んねん？」







信長「……天下を獲る。」




秀吉「あかんねんー！こいつ！」

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