君の夕焼け《D.gray -man》 (ページ2)

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予期せぬ再会ページ2

さらさらでひとつに束ねてある少しはねた紺色の髪
高い身長に長い足
程よく筋肉がついてる細身の体
高い鼻筋
そしてなにより夕焼け色に染まった美しい橙色の瞳───

誰もが美しいと思う顔立ちをしており、男女関係なく虜にしていた僕の兄弟子
誰にでも優しくて、強くて…まさに僕の憧れだった
でも彼は、一年前にAKUMAに襲われ若くして亡くなった

アレン｢(もっと一緒に過ごしたかったな…)｣
ラビ｢アレン？何ぼーっとしてるさ。早く食べないとおいてくさー｣
リナリー｢何か考え事してるの？相談乗るよ！｣
アレン｢あ、いや大丈夫ですよ！！少し…好きだった人のことを考えてただけです｣
ラビ｢誰さ！？アレンの好きな人！！｣
リナリー｢私も気になる！｣
アレン｢え、えーっと…(汗)｣
言わなければよかった…
ラビ｢ま、まさかユウ！？｣
アレン｢なっ…！？そんなわけないじゃないですか！！あんなバ神田！！｣
神田｢ﾌﾞﾁｯ聞こえてるぞ！！｣
アレン｢聞こえるようにいいましたしね｣
神田｢テメェ…！！｣
？｢こらこら喧嘩しない｣

僕と神田がバチバチしているところを、綺麗な顔立ちの女性？が止めに来た
紺色の髪に橙色の瞳

アレン｢(…まさか)｣
リナリー｢あ、A！｣
アレン｢え！？｣
A｢リナリーおはよう。ん？新人？はじめまして。俺はA=キャンベル。よろしく｣

そしてまさかの同性同名
偶然とは言いがたい

アレン｢ど、どうも…アレン=ウォーカーっていいます｣
A｢うん。知ってる｣
アレン｢…え？｣
A｢久しぶり。弟弟子｣

その言葉を聞いた瞬間、僕の目から涙が零れ落ちた

ラビ｢え！？アレンなんで泣いてるさ！？｣
アレン｢嘘…生きてたんですか…｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
A｢…え？俺死んだことにされてんの！？｣
アレン｢クロス元帥が…｣
A｢あのｸｿ元帥…｣
アレン｢…っ｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

こすってもこすっても止まらない涙
そんなぼくを心配したのか、Aさんが顔を覗きこんできた

A｢泣きすぎって…せっかくかわいい顔してるのに、そんなにこすったらだめだろ？ほら｣

そういってハンカチで涙を拭いてくれた
優しすぎで逆に泣けてくる

アレン｢うう…｣ｸﾞｽｯ
A｢泣き虫ー｣
ラビ｢ずるいさ…｣
神田｢ｺﾛｽ…｣
A｢睨むなって…お前もしてやろうか？神田ちゃーん｣
神田｢…ﾁｯ｣
A｢いや否定しろよ｣