【あんスタ】僭越ですが！《七種茨》（１３）

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You








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何のわだかまりもなく、


久しぶりに一緒に帰る。









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言うまでもないけど、


直帰なんてしない。









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お互い何も言わずに、


お互いシレッと


通りがかりのカフェに立ち寄った。









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七「そろそろ、ライブの方の計画に、」








七「手を付け始めたいと考えているんですよ」









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居心地の良いテラス席に陣取って


出先で腰を落ち着かせると


職業病なのか、反射的に茨くんは


ノートパソコンを取り出してしまう。









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「そうだよね、」








「日程組んで、会場押さえて」









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そんな仕事人間の茨くんに


相づちを打ちながら、


私はさくらんぼの乗った


コーヒーフロートを


ストローですすった。









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七「会場の候補は既に自分がまとめてはいるのですが、」








七「Aさんにもお目通し頂きたいです」







七「後ほど、メールをお送りしますね」









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そう言って、予想よりもあっさり


パソコンを閉じた。









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七「…………。」









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すると、頬杖を付いて


なぜか、ジッと私を見てくる。









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「…何、」









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七「いえ、特に」









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自分の注文したアイスコーヒーを


ひとくち飲んで。









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七「ただ、やはり自分は、」









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七「あなたをお慕いしているんだなと、つくづく思いましてね」









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