✣ ページ10
『友達とだべってたら、
部活終了時間になって。』
仙道「…はは、随分盛り上がったんだね。笑」
『………そしたら相田くんが教室に来て、
軽く話してたら、
今度、
練習試合があるって聞いて。』
仙道「、それで来てくれたの…？」
『相田くんが、
“仙道、さん”…
気合入ってる、
あれは多分居残りするで〜って
言ってたから
…来て、みました。』
・
俺は今、
ものすごく
変な顔になっている気がする。
仙道「…も、もう1回…、呼んでくれない？」
『、嫌です…。笑』
前のめりで、
彼女に頼んでみたが
笑顔で、
華麗に躱されてしまった
仙道「………どうすれば呼んでくれる？」
『…、練習試合に勝ったら…とか…？』
仙道「…それは、1回きり…？」
『……永久。』
…こりゃあ、
是が非でも
勝ちに行かないと…。
しかし今年の湘北は、
随分と
気合いが入ってるらしいからな…
なんせあの赤木さんが
キャプテンで、
No.1ルーキーと言われる
流川楓もいるときた…。
仙道「…分かった、…約束だよ？」
『………はい。』
仙道「…試合、見に来てくれない？」
『…？』
…俺多分、
佐藤ちゃんのキョトン顔に弱い。
仙道「…いつもとは違うところ…見て欲しいんだ。」
『……上で、見てます。』
てか…
いつも椅子に座ってたり、
あまり視線を
合わせてくれなかったからか、
改めて思うけど、
157センチって、
小さいな…。
なんて考えていると、
じゃあ、
と一言告げて帰ろうとしたため
思わず、
その小さな手を掴んでいた
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作者名：s_m_
| 作成日時：2022年4月13日 1時
