✣ ページ7
『取材でも始まるの？笑』
彦一「あ、いや簡単な質問に答えて欲しいんですわ。」
『うん、分かった、良いよ。』
彦一「えっと……まずは…」
終礼後、部活が始まるまでの間に
わいが考えてきた質問を何個かぶつけてみた
彦一「あ、じゃあ…中学のときはちょっとヤンチャしてたん？」
『うん…ブリーチして…アッシュ系の色にして学校行ったり。笑』
彦一「ほ、ほー…。(ぶ、ブリーチ…？アッシュ系…？)」
『ふはっ…んー、脱色？して色を明るくしてたの。笑』
な、なるほど…
……て、それ結構ワイルドやない…？
それに…クールなイメージあったけど、
話してみたら気さくやし、
何より笑顔が似合う人や…
これも書いとかな…。
彦一「あ、せや！忘れるとこやった！」
『？？？』
“仙道「そうだ、俺も質問を用意しよう。」”
“彦一「ほんまですか！？助かります！！」”
“仙道「紙貸してくれ、そこに書くよ。」”
“彦一「ぜひぜひお願いしますっ！！」”
て、言うてはったけど…
内容はまだ見てへんからな…
一応、聞く前に確認しよう…
“身長 体重”
“彼氏の有無”
“俺のことウザい？”
“バストサイズ(必須)”
彦一「こんなもん聞けるかぁ!!!//////」
『えぇ…？？笑笑』
彦一「あ、すんませんっ！…あ、あの…身長って…？」
『身長！？…157センチだけど……大丈夫…？苦笑』
彦一「ほんますんません…ありがとうございます…。」
『……誰かに頼まれたの？』
“『じゃないと、聞けるかぁ！て言わなくない？』”
鋭い部分もあると…
彦一「あー…実はそうなんですわ……あの最後に1つ…。」
『うん、なに？？』
・
彦一「…仙道さんのこと、どう思われてます？」
『……………ツンツン頭の先輩？』
仙道さんの名前を出した途端、
それまで楽しそうだった表情が
戸惑うようなものへと変わった
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作者名：s_m_
| 作成日時：2022年4月13日 1時
