仙道さんは、最強の女に夢中です。 (ページ46)

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✣ ページ46

仙道「はぁ…っはぁ……

…、よしもう1本！！」

彦一「仙道さん…えらい気合い入ってはる…。」

Aちゃんに会いに行くのを控えて、

早くも1週間…

いつもの3人でいるところを

何度か見掛けたが、

欲をグッと堪え

その気持ちを誤魔化すように、

他の部員が呆気に取られるぐらい、

練習に励んでいた

ドカッ！！

仙道「よっしゃあ！！」

・

越野「…どうしたんだあいつ？」

池上「どうした？越野。」

越野「いや…あいつ妙に気合い入ってんなって…。」

池上「ん？あぁ、確かにな…」

湘北との練習試合で、火がついたんだろ。

腕を組みながらそう言った池上さんは

俺も、と言わんばかりに

すぐに練習へと合流して行った

仙道「、ふぅ………おい越野、サボんなよ〜。」

越野「お前にだけは言われたくないっ！！」

・

『無理だって…！！』

とうあ「しーっ！」

『と、扉閉まってるし…！』

らん「開けようか？？」

やめろっ！！！((

2人に引きずられるように、

ズルズルとやって来た

体育館前

扉の向こうからは、

気迫を感じる掛け声と

ボールと床がぶつかる音が聞こえてきた

とうあ「ほら〜、お詫びのお菓子も入れたんだし〜。」

『それは2人が入れろって…！』

ここに来る前に寄った購買で、

大量のお菓子を買い込み

その中の1つを、

袋に仕込むよう指示があった

「よ〜し！次全員決めたら休憩入るぞ〜！」

「「「おぉ〜し！！！」」」

『！？！？』

とうあ「ネコじゃないんだから、抱き着くな。笑」

らん「渡すだけじゃん、ありがとうございましたって。笑」

『い、いやだから…タイミングってものが…。』

とうあ「も〜分かった！

休憩になってこの扉が開いたとします。

先輩が1番に出てきたら渡す。

1番に出てきたのが先輩以外だったら、戻って勉強。

…これでいい？」

とうあの珍しくいいアイディアに

もうほぼ涙目になりながら、頷いた

休憩だからといって、この扉が開くとは限らない

ましてや、先輩が1番になんて

どんな高確率なんだよって話だし…

とうあ「先輩だったらガンダね。(小声)」

らん「もちろん。(小声)」